宅建試験まで300日を切りました!合格にはとりかかりは早いほうがいいに決まってる?
宅建試験まで300日を切りました。
一発合格を目指す人も、涙をのんで再挑戦する人も、300日という、きりのいい節目を迎えると、気持ちのスイッチが入りやすいですよね。
池井戸潤さん原作の、陸王が先日最終回を迎えました。
竹内涼真さん演じる茂木裕人が、こはぜ屋の熱い想いに背中を押されて、見事、怪我を克服し、難局を乗り切って優勝しました。
ドラマではあるけれど、現実でも、熱い想いに背中を押されることはありますよね。
そして、より気持ちの熱い人に勝利の女神は微笑みます。
宅建の試験に合格できるかどうかも、最後の1点2点に泣かない、なにがなんでも合格を取り切るんだという熱意で勉強をしたなら、勝利の女神は微笑みます。
そのためには、何が必要でしょうか、どんな勉強をすれば、合格をもぎ取ることができるのでしょうか。そのポイントを、もう一度、ここでおさらいしてみます。
目次
1.宅建試験の出題傾向を把握する
宅建の試験は、2時間で50問出題されます。
分野は大きく分けて「権利関係(民法)」「宅建業法」「法令上の制限」「その他」と4つですが、出題されるされないを考えずに全てを100%網羅しようと思えば、相当広くきりがありません。
しかし、宅建士になれる資格を与えるにあたって、きちんと知っておかなければならない重要な項目を、50問のなかに織り込んでいけば、出題しきれない部分がたくさん出てきます。そしてその「重要な項目」というのは、今年はここが重要だったけど、来年はここが重要になる…というように1年1年変化するものではありません。
つまり、「範囲が広い」というのが宅建の難しさであり、「出題傾向がある程度決まっている」というのが宅建の簡単さです。
それゆえ、ネット上でも「宅建は簡単」という人と「宅建は難しい」という人に二分されるという不思議な現象が起きています。
「宅建を必ず合格したい」と思ったら、やみくもに勉強するのではなく、過去の出題傾向を把握するのが一番ということになります。
2.宅建の知識100%を目指せば合格は難しい。合格のための勉強をする
六法全書をただ丸暗記していても弁護士として優秀な仕事ができるかというとそうではありません。六法全書の要点や重要なポイントを知り、応用ができるくらいに理解できている人が、困った人を本当に助けることができます。
宅建も同様に、宅建に関係する知識を100%漏れなく暗記しようとすれば、重要なポイントの理解がおろそかになってしまいます。宅建士として当然知っておかなければならない重要なポイントを、きっちり理解していない人に資格認定をするわけにはいかないのです。
「合格のための勉強」は、宅建士として重要なポイントを押さえることにもつながります。
3.独学か通信かどちらがいいのかを考える
独学は、費用が安くすむというメリットがあります。また、自分にぴったり合う教材を選ぶことができたなら、通信講座と変わらない効率的な勉強ができますし、充分合格できます。
通信は、費用はかかるけど専門家が出題傾向を分析した教材で勉強ができるため、教材選びで悩まずにすみます。また自己管理が苦手な人には、添削で計画的に勉強を進めたり、講師から色々なアドバイスがもらえたりして、モチベーションが保たれる仕組みが整っています。
どちらがいいのかは、自分の性格や費用などを総合的に考えて決めることが望ましいです。
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4.宅建の出題傾向にマッチした教材を選ぶ
宅建関連の本は、たくさん出版されています。
ですから、まったく右も左もわからない状態で本屋さんに行くと、どれを選べばいいのか分からず困ってしまいますよね。でも、本当は、どれを選ぶかである程度、合格の難易度が決まってしまいます。
そこで、宅建の参考書をどのような基準で選べばいいのかをみておきましょう。
②重要なポイントを押さえて掲載しているか
③内容(冊数やページ数)が多すぎないか
④分かりやすい図表があるか
この条件をクリアしたおすすめの参考書は「とらの巻」です。1冊に4分野が収録されています。
次に、重要なのは、問題集です。
宅建の試験は出題傾向がある程度決まっています。ですから、問題集を使った勉強法を選択することが合格への近道になります。
そこで、どんな問題集を選べばいいのかということも大切です。
一番は、過去に実際に出題された問題を掲載したものです。
それも、年度別に掲載してある問題集なら、出題傾向の把握にも使えますし、試験直前に2時間のタイムを計ってペース配分の練習をすることもできます。おすすめは「12年分を掲載した過去問題集」です。これなら出題傾向の把握に3年分、途中で理解度をチェックするために3年分、試験直前の本番練習用…と分けて使えます。
苦手分野がどうしても難しい、理解に手こずっている項目がある、という場合に効果的に対応するには「一問一答問題集」がおすすめです。分野別をさらに細かい項目別に掲載しているため、短時間でグイグイ学力を上げることができます。またこちらの一問一答問題集はスマホアプリ付きになっていますので、隙間時間の有効活用に便利です。
5.宅建試験の出題の傾向に合わせた勉強手順で、効果的に得点力をつける
重要ポイントが絞られている宅建ですから、その基本を外さない勉強手順は何かと考えていくと、問題集を中心とした勉強法をおいてほかにはありません。
そこで、参考書で全体の把握→問題集で重要ポイントを把握→参考書で確認→問題集で理解度チェック…というように、常に問題集を中心に参考書がサブ的な役割を担うような形になります。このように問題集を多用することで、本番試験での得点力を効果的にアップさせるにもつながります。
6.自分自身の特徴を知って、勉強法を微調整する
宅建の試験を効率よく、簡単に合格しようと思えば、基本になる勉強法はおのずと決まってきます。ただし、100人いたら100人とも全く同じ勉強法でいいかというと、そうではありません。
人それぞれに、得意な分野、やりやすい順番というのは違います。
暗記が得意な人もいれば、超苦手という人もいます。
そういう自分自身の特徴を知って、得意な分野で勢いをつけ、苦手な分野を克服する手段を考え、勉強法を微調整します。
通常の苦手な分野であれば、一問一答問題集で効率よく、徹底的に鍛えることができます。ですから、一問一答問題集に費やす時間を増やせばいいということになります。
暗記が苦手という人の場合は、過去問で重要ポイントの把握ができたら、次に参考書を使いながら、その重要ポイントをアンチョコ(暗記用ノート)にコンパクトにまとめます。
暗記が苦手な人は、「暗記しなきゃ」という気持ちで参考書に何度目を通しても、暗記はできません。どれだけ暗記しなければならないかが一目瞭然ではないために、モチベーションを保つこも困難でしょう。だけど、ノート10枚にまとめたアンチョコなら、暗記が苦手な人でも、試験までの隙間時間に何十回も目を通せば覚えられます。
そんなふうに、自分自身が「ラク」に合格レベルに到達できる方法を取っていくことで、簡単に、かつ確実に合格を近づけることができます。
7.試験が近づいたら、毎年出題される法改正と統計・白書をチェックするのを忘れない
宅建試験には毎年その年の4月までに施行された法改正部分からも出題されています。また、最新の統計・白書からも1問が出題されています。ですから、この法改正や統計に関する情報を試験が近づいたころにチェックをし、暗記しましょう。法改正の量はそれほど多くはありませんから、これを取り逃す手はありません。
8.宅建試験の本番練習をあなどらない
試験が始まれば、想像以上に緊張します。合格不合格がかかった試験ですから当然です。
緊張していれば、普段できている問題でも2度3度と問題や選択肢を読み返したりして、思ったようにはかどらない可能性もあります。
でも、試験前にはそんな想像をすることを忘れていたりするんですね。
試験が近づいてきたら、本番と同じ2時間のタイムを計って、全体のペース配分をチェックしたり、事前練習では時間的余裕をもって終えられるように心の準備をしておきましょう。そのスケジュールを忘れないよう、カレンダーに予定を入れておきましょう。
それができていれば、本番試験では緊張しながらも落ち着いて問題と向き合うことができます。
本番試験に関する裏ワザ情報が気になる方は、こちらの記事でご確認ください。
さいごに
宅建試験まで300日を切り、合格を目指そうと決めてはいても、まだまだ時間があると考えている人もいると思います。
でも、合格を目指すと決めたなら、とりかかりは早いにこしたことはありません。
「早くから始めたら忘れるよ」なんて内なる声が聞こえたとしても耳を貸してはいけません。100日前にゼロからスタートするのと、300日前にスタートしておくのと、どちらが有利かは、考えるまでもないはずです。
「次の試験で合格したい!」と決めているなら、とりかかりましょう。