宅建独学合格のおすすめ市販テキストとその勉強法をセットで紹介

宅建は難易度が高いと思っている人も多い資格ですが、合格しやすい参考書や問題集を選び、合格のための戦略を練って勉強をすれば市販のテキストを使った独学でも合格できます。

ポイントは、適切な参考書選びと、効率の良い、効果的な勉強法をすることがカギになります。「素人だから無理…」そんなことはありません。素人でも攻略できます。

宅建はゼロからのスタートでも独学で合格できます。

そのためには、①宅建が初めてでも理解が進みやすく、②講師なしでも充分合格レベルに到達でき、③効率良くグイグイ成績が伸ばせる、この条件をクリアしている参考書を選び出すことが大切です。

 

1.宅建試験の特徴を知れば効率良く勉強ができる

宅建は土地や建物などの不動産を扱う資格です。その重要性から勉強の範囲は、単に土地や建物のことだけでなく、法律的なことや相続関係、金融、その他広範囲にわたります。

そのため、一般的には「難易度が高い」と言われています。

しかし宅建の難易度を下げる勉強法がないわけではありません。それが、「試験を攻略する勉強法」です。

独学で試験を攻略するためには必要なポイントがいくつかありますので、以下に列記します。

●範囲の広さを感じさせない参考書を入手すること

●試験を攻略しやすい教材セットにすること

●試験を攻略するための勉強手順をとること

●得意・不得意や性格に合わせてアレンジを利かせること

●本番の試験対策をすること

 

それでは以上のポイントをふまえて、この順番に沿って詳細を解説します。

2.範囲の広さを感じさせない参考書の入手

独学で合格を目指す場合には、参考書選びが重要になります。特に事前の知識がなく初めてという方にとって、宅建の用語は見慣れず、小説を読むのとは勝手が違います。

また、宅建の範囲は広くそのため難易度が高いとされており、これを攻略するには、広いものを広いまま真正面から受け容れるのではなく、合格に特化した工夫が必要です。宅建の知識を網羅した参考書ではなく、試験に出題される問題に的を絞った参考書である必要があります。

そこで、宅建の参考書を選ぶときのポイントは、

●初めての人でも分かりやすい言葉で書かれていること。

●少ない量でしっかり理解でき、合格レベルに到達しやすい工夫がされていること。

この条件をクリアしているおすすめの参考書がとらの巻です。その特徴は次のとおりです、

解説がとてもわかりやすく、初めて宅建に触れる人や民法が苦手な人、他のテキストで理解がなかなか進まなかった人を強力にバックアップしてくれます。権利関係の難しいところもわかりやすく解説。民法をスーッと理解できるためスタートダッシュが効き、宅建業法、法令上の制限とスムーズに進んでいけます。

◆とらの巻はテキストと参考書の役割を兼ね備えています。宅建の出題分野は権利関係、宅建業法、法令上の制限、その他の4つの分野があります。とらの巻はこの4分野すべてを網羅しているため、これ一冊ですべて事足りる内容になっています。

◆複雑な箇所には図表が入っており、わかりやすく構成されています。

◆暗記要素の強い部分には、語呂合わせファンに嬉しい語呂も掲載しています。

◆附属の「とらの子」により、暗記や隙間時間の有効利用が図れます。

独学合格に向けたイチオシの参考書です。

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この参考書で言葉の難しさを克服し、範囲の広さを克服するという課題がクリアされます。

次に、効率良く合格レベルに押し上げるための、問題集を紹介します。

なぜ問題集が必要なのかは説明するまでもないかも知れませんが、問題集の役割をここであらためて認識しておきましょう。そうすることで問題集と参考書を適切に使い分け、効率良く成績を上げることに繋がります。

ここで少しの間、想像の世界にお付き合いいただくことにして、初めて訪れた町を想像してみてください。知らない町ですからどんな特徴があるのかも分かりません。そこへ降り立ったあなたはどっちへ向かって歩けばいいのか迷いますよね。この町はどんな産業が活発なのか、どんな珍しい物があり、どんな美味しいものが食べられるのか…。

そんなとき誰でもやることといえば、地図やナビを引っ張り出すことでしょう。だけど、地図に出てくるたくさんのお店やその説明からは、珍しい物を実際に見た時の感動や、美味しいものの味はわかりません。でも食べてみれば一発で分かり、そして記憶に残ります。さらにはこの町がどんな特徴を持った町なのかを肌で感じることができます。

ここでの地図やナビは、参考書です。そして体験は、問題集です。

問題集をやってみることで、宅建の試験がどういうものかを肌で感じることができます。そうすれば、参考書を読むときにもどこが重要なのか、どんなポイントを理解していなければならないかが分かります。出題される項目を知ったうえで効率の良い勉強をすることができるようになります。

3.試験を攻略しやすい教材セットにする

市販の問題集には、いろいろな種類があります。その中からどんな問題集を選べば効果的かを解説します。

ポイントは、過去に実際に出題された問題を集めたものを入手することです。

その中にも2種類の問題集があります。一つは、年度別に実際に出題された順番どおりに掲載された問題集です。そしてもう一つは、分野別、項目別に編集し直した問題集です。

それぞれの特徴を以下に記載します。どちらか一つを選択するのであれば、過去問題集12年間のほうをおすすめします。本番の試験に向けて練習するにはどうしてもこの問題集が必要です。苦手分野がある場合や、理解できていない箇所をピンポイントで効率良く攻略したい場合には、断然、一問一答問題集が威力を発揮します。

 

ここで一つ注意事項があります。発行年度の古い問題集やネットに公開されている過去問題を使用している方は次の点に気を付けてください。

宅建は、毎年法改正が行われています。新しく発行される市販の問題集は、その法改正によって正誤が変わった部分や整合性が取れなくなった箇所を修正して、最新の法律に沿った状態で出版されています。古い問題集とネットの過去問題を使用している方は、間違った情報をインプットしてしまわないよう、法改正部分をご自分で修正するなりしてから使用するようにしましょう。

次に市販の問題集の解説をします。

【過去問題集】

●過去に実施された試験を実施年度別に掲載した問題集です。12年ぶんありますので、理解度のチェック用、試験前の練習用と使い分けができます

関連記事:▶過去問題集の特徴を比較

 

【一問一答問題集】

●問題を分野別に編集しているため、苦手分野を集中して強化したいときに効率良く鍛えられる問題集です。

●分野別に編集された中にも、さらにそれを項目別に細かくまとめ、○×形式で5~20問程度ずつ出題されています。そのため、どの項目を理解していないかが手に取るようにわかり、その場で強化が図れます
これで宅建の試験を攻略しやすい独学教材セットが出揃いました。次に試験を攻略する勉強手順を説明します。

関連記事:▶一問一答問題集の特徴を比較

 

4.試験を攻略するための勉強手順をとる

さあこれからいよいよ勉強を始める段階に入ります。

初めての方はどこから手をつけていいのか、どんな手順で進めていけばいいのか迷うことと思います。そこで、試験を攻略する効果的な勉強手順と勉強法を紹介します。

ご紹介する勉強手順は、宅建が初めてという方を基準に掲載します。ある程度勉強が進んでいる方は、最初の段階を飛ばして、進行度に応じて適切な場所からはじめてください。

参考書を流し読みする。

宅建の専門的な用語、見慣れない用語に触れながら宅建の全体像を把握するために行います。ですから、あまり深刻にならずに「宅建ってこんな感じなのね」ということをつかむ感覚でサラリと読んでみましょう。

過去問題集を1年分解いてみる。

まだわからないことだらけの段階です。だけどここで1回解いてみることで、宅建試験とはどんな感じなのかが分かります。せっかくですから終わったら答え合わせをして解説を読んでみましょう。

●最初の2つのステップが終わりました。参考書の通読で宅建の全体像をイメージできるようになり、過去問を解いてみることで宅建試験のイメージをつかむことができました。これで地図と体験を少しかじってみました。この少しかじる作業を最初の段階でしておけば、その後の本格的な勉強の吸収が早くなり、成績を上げやすくなります。

参考書をじっくり読む

今度はしっかりと理解しながら参考書を読んでいきます。

このとき、重要なポイントにマーカーを引きながら読んでいくと、重要ポイントが効率良く目に飛び込んでくるようになります。すでに参考書の流し読みと過去問をやっていますから、どの部分が重要ポイントかがある程度判断がつくようになっていますので、それに沿って引いていきましょう。文章ではなく、重要なワードやフレーズに引くことがポイントです。

過去問を3年分やる

参考書を理解しながら読み終えたところで、過去問をまず1年分やってみましょう。そして答え合わせをし、間違った箇所の解説を読み理解を深めます。単に「間違った」「答えはこれか」ではなく、「なぜそう答えたのかを自分に問いかけ」「どうして答えはそれなのかを考えます」理由を理解して考え方のズレを修正していきます。これによって宅建の勉強そのものを面白いと感じるようになり、知識の吸収スピードが格段にアップします。この手順で過去問を合計3年分繰り返します。

アンチョコを作る

おすすめの参考書「とらの巻」には、とらの子というアンチョコが附属で付いています。ですからこれをアンチョコとして使ってもいいのですが、自分で作るほうが作る手間はかかるものの、結果として早く暗記と理解が進みます。作り方を解説したページは以下の参照ください。

▶苦手な暗記がラクになるアンチョコの作成方法

隙間時間にアンチョコで暗記、机に向かえる時間に問題集をする

ここまでくればあとは、隙間時間を使って暗記をし、机に向かえる時間に問題集をするという二刀流で合格レベルまで成績を上げていきます。

過去問をやってみると、苦手分野やどうしても理解が進みにくい項目があぶり出されてきます。その部分を一問一答問題集を使って徹底的に鍛え上げます。

一問一答問題集は細かい項目別に〇×形式で出題されていますから、短時間に徹底的に鍛えることができ、苦手分野を効率良く学力UPすることができます。

5.得意・不得意や性格に合わせてアレンジを利かせる

ここまで効果的に学力を上げるための基本的な勉強の流れを説明してきました。

あとはこの勉強法を微調整します。暗記が得意な人、苦手な人、民法が苦手な人、数字が苦手な人など、人には得意・不得意がありますし、また性格的な面においても、何事も始めたらダッシュで走り切りたいタイプの人、コツコツじっくりいきたいタイプの人、さまざまです。自分に合ったアレンジを利かせることでさらに効果を上げることができます。

6.試験対策をする(試験前にやっておくべきことリスト)

宅建試験には試験数日前からやっておくべきことがあります。また当日は有利になる受け方があります。それらをリストにしておきます。

試験数日前から 過去問題集があと数年分残っていると思いますので、それを本番と同じ2時間のタイムを計ってやってみましょう。本番での時間配分の練習と、理解できていない箇所の最終チェックをします。
試験数日前に ▶最新の法改正と最新の統計をチェックして覚えます。宅建試験では、その年の4月1日までに施行された新しい法改正の中からも毎年出題されています。また最新の統計・白書からも1問は出題されています。必ず出題されるとわかっている問題を取りこぼす手はありません。
試験前日までに 試験会場をもう一度チェックして、場所と交通手段を確認しておきましょう。また、当日受験票を忘れないよう準備を怠りなくしておきます。
試験当日 宅建の試験は、権利関係(民法)が1問目から続きます。権利関係は民法になりますから、1問当たりに消費する時間が長くなります。逆に後ろのほうには即答しやすい問題が集中しています。ですから、1問目から時間を気にしながら解いていくよりは、50問目から落ち着いて解いていくほうが、精神的にもラクですし、時間配分をそれほど気にすることなく落ち着いて進めることができます。

※ただし、50問目から解くときには、マークシートも50問目から記入することを忘れないようにしましょう。

 

まとめ

●参考書は平易な言葉でコンパクトに凝縮されたものを選ぶ

●問題集は過去問で本番力をつけ、一問一答で鍛え上げをする

●ぐんぐん実力がつく勉強法をする