宅建試験合格のポイント、丸暗記勉強法は遠回り?その問題点とは!

宅建といえば学習範囲が広く暗記力がなければ合格は難しいイメージがありますが、実は暗記に頼りすぎるのもよくありません。理解に重点を置くことで宅建の学習は簡単になります。ところが範囲の広さについ理解より暗記を重視してしまって、かえって合格を難しくする場合があります。そこで、効果的な学習を進めるために丸暗記の問題点を確認しておきましょう。

手っ取り早い丸暗記、だけど忘れるのも早い

宅建の学習をスタートしてまず最初に目にするのは、権利関係(民法)ではないでしょうか。というのもテキストや参考書のほとんどが民法から始まっています。そこで学習の初めに出てきた難解な民法を暗記で克服しようとすることが、丸暗記学習に拍車をかける場合があります。ところが理解をともなわない暗記は、すぐに記憶から薄れてしまいます。そのため覚えては忘れまた振り返って覚えては忘れる、これを繰り返すことになります。学習範囲の広い宅建では整理整頓されない情報の詰め込みが合格を難しくします。その記憶には理解がともなっていませんから、緊張した本番試験の4択になれば迷いが生じます。いっぽう、きちんと理解をして臨んだ試験ではそれほど迷うことはありません。さらには試験後も知識として定着していますから、すぐに実務に活かすことができます。こうしたことからも、まず理解が先にあってそれでも暗記が必要な箇所をあとから覚える、この順番を意識した学習が理想的です。

丸暗記は応用がきかない

応用がきかないことのデメリットは、暗記をしなければならない量が膨大になるということです。それによって学習よりも暗記そのものにウエイトがいき、もはや何のための学習がわからない状態になってしまいます。

たとえば、AがBから土地をだまし取って何も知らないCに売った場合、土地はCのものですが、AがBを脅して土地をCに売った場合はBのものです。いわゆる民法の詐欺と強迫の違いですね。これを単に詐欺はC強迫はBと覚えてしまうと、もう少し複雑なパターンの問題への応用がききません。ですから何通りも別に覚える必要がでてきます。しかしなぜそうなのかを理解していれば、多少問題が複雑になっても正しく答えられる可能性が高くなるのです。

それは民法に限らず宅建業法、法令上の制限などの比較的暗記性が強い分野でも言えることですが、理解があるのとないのとでは暗記量が違ってきます。用途地域や都市計画など、図表でしっかり理解を深めなければならない箇所が複数あります。そこを暗記だけに頼ってしまうと得点を落とすことになりかねません。覚えたつもりでも、その複雑なところを突いた問題が出題される傾向にあります。

 

理解を伴わない暗記は実務で活きない

宅建士のやりがいはお客様に喜んでもらえるところにあります。そのためには不動産全般における知識が豊富で、なおかつその良し悪しをきちんと理解しておく必要があります。土地や建物という高額なもののやりとりの中で、間違いのない情報を提供することが実務で求められます。

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まとめ

丸暗記は「忘れるのも早い」「応用がきかない」「実務の前にもう一度勉強しなおす必要がある」。

宅建の学習は、まず理解ありきで暗記の必要量を減らそう。