権利関係が得意ってどういうこと?宅建試験で民法を克服するコツとは!

宅建試験では権利関係(民法)を苦手とする人が多い中、いとも簡単に合格レベルにもっていく人がいることもまた事実としてあります。そうした人の学習法はどんなものなのでしょうか。宅建の試験で権利関係(民法)を克服するコツがあるとしたらそれはいったい何なのでしょう。ここではその克服法について解説します。権利関係を苦手から得意に変えましょう。

 

1.権利関係(民法)が苦手になるワケ

宅建の中でも民法以外の問題は、例えば、「400万円を超える物件の売買・交換の場合の仲介手数料(報酬)はいくら?」という問いの答えは「3%+6万円」、「契約を行う案内所の開設は何日前までに届け出ればいい?」という問いの答えは「業務開始の10日前まで」、というように、質問と答えがスパッとワンセットになっているものほとんどです。このような分野の場合は、アンチョコを作って暗記すればよく、勉強の対策も比較的立てやすいと言えるでしょう。

それに対して、権利関係(民法)は、例えば「詐欺」や「強迫」というように、言葉は1つの事象を表すものであっても、そこに別の条件が加わることによって答えが変わります。第三者が善意であった場合、知っていた場合、知らなかった場合、当人に過失がある場合、過失がない場合…など、どのような問題にどのような条件が加わるかによって答えが異なるために、頭の中で問題が複雑化し、混乱してしまいます。

このことから、「権利関係は苦手!」「どう勉強したらいいかわからない」と悩む人が多いのが現状です。ですが本当は、「権利関係が難しい」のではなく、「権利関係への向き合い方が間違っている」ために、この分野の勉強を難しく感じてしまっているのです。

2.権利関係(民法)とは何か、根本の根本を考えれば見えてくる

そもそも、権利関係(民法)とはどんなものでしょうか。

人と人との間でトラブルが起こって裁判になった場合に、裁判所では、民法に従って結論を導き出していきます。

ミステリー小説を読んだり、テレビのサスペンス劇場を観ている時には、誰でも、心の中で次のようなことを考えているはずです。登場人物の誰が悪で誰が善か。そう思う理由は何か。自分ならどう決着をつけたいかを考えながら観たり読んだりしているはずです。そして物語の中に、意外性を発見したり、溜飲が下がったり、反対に怒りが沸き上がったりして、引き込まれていきますよね。

権利関係とは、そのような感情のもつれを一本の筋道に照らして通すための法律です。ですからこれを勉強するときには、「暗記」ではなく「自分のもつ思考力」を使うのが最も簡単で効果的です。

3.宅建試験の権利関係をやさしくするコツは、価値観を利用すること!

権利関係は、人々の権利が絡み合うことの法律です。つまり、何が正しく、何が正しくないか、善悪を判断する基準の法律です。

そして、善悪の判断基準ならあなた自身も持っています。あなた独自の判断基準を!

宅建の勉強分野には4つの分野があります。宅建が初めてという方は、残る3つの分野に関しては1から覚える必要がありますが、唯一、1から覚える必要がないのが、「権利関係」です。

人にはそれぞれ生まれてから今日までに培ってきた価値観というものがあります。そしてその価値観は千差万別で一人として全く同じということはないでしょう。宅建の中でも民法は特に、その人自身の価値観を利用しながら学習を進めていくことで、暗記量を減らしスッキリと成績につなげていくことが可能になります。その効果的なやり方を次にご紹介します。

 

4.自身の価値観を活用するために、まずコレをやろう!

自分の価値観をテコにすればスタートラインをずっとさきのほうへもっていくことができ、なおかつ暗記量を大幅に減らすことができます。そのために以下の手順を踏んでみましょう。

ステップ1 テキストの流し読み


おすすめテキスト

宅建の勉強が初めての方は、まずはリラックスして権利関係のテキストの最初から最後までを一度、流し読みします。このステップは民法独特の言葉や表現に触れるために行います。すでに学習が進んでいる場合は、この手順を飛ばして構いません。

ステップ2 一問一答もしくは分野別問題集の権利関係を解く

 


※こちらはスマホアプリ付き

この段階でのコツは、自分の価値観、つまりあなたが持つ善悪の判断基準にしたがって〇×をつけることです。

ステップ3 答え合わせをする

ステップ2で自分の善悪基準にしたがって〇×をつけたなら、このとき正解した問題については、もう覚える必要はありません。あなたはすでに自分の価値観の中に答えを持っていますから、次も正解を出すことができます。学習が必要なのは間違った問題に関してです。「私はなぜこう答えたのか」をここでもう一度確認し、次に「国はなぜ違う答えなのだろう」と考えてみます。答えの検討がつかない場合は、問題集の答えに附属している解説や参考書をめくってその答えをみつけます。「ああ!なるほど」と思うかもしれませんし、「それでも納得できない」と感じるかも知れません。無理に暗記しようとしなくても、その感動が記憶として定着させてくれたり権利関係を面白く感じさせてくれたります。もし、今使用しているテキストで学習が進まない場合は、とらの巻を使ってみてはいかがでしょうか。宅建業法等は毎年法改正が行われていますので古いテキストはおすすめできませんが、権利関係は民法の法律ですからその内容が急激に大きく変わるものではありませんので、すでに他のテキストをお持ちの方が追加として入手するのであれば中古のとらの巻でもいいのではないでしょうか。筆者の見解としては、とらの巻は短期合格をめざすにはベストな参考書ですから、新刊を入手して全てとらの巻で学習しなおすのも一つの手だとは思います。とらの巻は権利関係を面白く感じさせてくれるのでこの科目でつまっている方におすすめです。

ステップ4 テキストにマーカー入れ

一連のステップを経てどの部分の意識改革が必要かということがわかったところで、もう一度テキストを読みながら今度は重要な部分にマーカーを引いていきましょう。そうすることで、次にテキストに目を通したときには必要な箇所が効率よく目に飛び込んでくるはずです。

5.「価値観の違いを発見して楽しむ気持ち」が権利関係を得意にする

ステップ3でも触れましたが、複雑で難しそうな権利関係をモノにするには、価値観の違いを発見して楽しむ気持ちが必要です。その感覚を試験前に養っておくことで実際の業務についた時にもそれが活きてきます。物件には100%満足のいくものはごくまれで、ほとんどが複数の欠点を合わせもっています。それを欠点は欠点として伝えつつポジティブに前向きに考えていく発想が、お客様の満足につながることがあります。そうした力を養ううえでも難しく感じる権利関係を簡単にしてしまう発想の転換が全ての流れをスムーズにしていくカギになります。

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まとめ

・宅建の権利関係はもともと持っている価値観を利用して克服する

・自身の善悪基準と国の善悪基準のズレを調べるのが簡単学習のコツ