宅建の通学講座で授業についていけないと感じたときの対策

 

宅建の勉強では、多くの通学講座、通信講座が6ヶ月の学習期間を目安としてカリキュラムを組んでいます。宅建試験の実施は10月ですから、4月開講の講座が多いところではありますが、2月開講から7月開講まで複数のカリキュラムを用意している通学校もあり、学習期間も都合に合わせて選択しやすくなっています。

 

それら宅建の通学講座で比較的多く見受けられるのが、「授業についていけない」という受講生の悩みや戸惑いの声です。

 

そこで今回は、通学講座の授業についていけないと感じたときの対処法について取り上げます。

 

 

1.宅建の通学講座の授業についていけないと感じたら、まずはその原因を考えてみる

通学講座で「授業についていけない」と感じてしまう場合、そこにはいくつかの原因が考えられます。

講師との相性が原因である場合、授業スピードが速すぎる場合、宅建の難易度そのものが原因である場合など、またそれらが1つではなく複数当てはまっている場合もあるでしょう。

あなたが「ついていけない」と感じた原因はどこにあるのかをまず考えてみましょう。原因がわかれば対策も立てやすいのではないでしょうか。

 

2.宅建講座の講師との相性が原因の場合

講義を行う講師によって、声質や話術、説明手法などが異なります。講師と受講生との相性がピッタリ合えば理解も進みやすいところですが、そうそう思い通りにはいかないのが現実だろうと思います。

講師が複数人いて授業によって代わる場合には、理解が進みずらかった部分を後から復習し強化することで対処することもできますが、講師が誰であれ理解しずらいのであれば、ついていけない原因は他にあるものと考えられます。

 

授業の内容が理解しずらい場合には、予習を徹底的にやっていくようにしましょう。そうすれば「授業」の位置づけがすでに勉強した箇所の「復習」というポジションに置き換わるため、頭に入りやすくなります。また、予習の段階で分からない箇所を見つけておくことで、授業ではそこを聞き洩らすまいと集中力が上がります。さらに授業でも解決できなかった場合には、講師に直接質問することで、講師との距離が近づきモチベーションと理解度をさらにUPすることができます。

 

3.原因が授業スピードによるものの場合

通学による学習で心理的に一番焦るのがこのパターンではないでしょうか。

授業のスピードについていけない場合、それは自分だけだと感じてしまいます。生徒が理解しやすいスピードで授業をしているものだと考えてしまうからですが、講師も人間ですからせっかちな人もいればのんびりした人もいます。また、カリキュラム上スピードアップしているということも考えられます。

授業のスピードについていけない場合、「他の生徒はこのスピードについていけてるんだ」という焦りと、「こんな調子ではとうてい合格できない」という自信喪失感に襲われます。そのような心理状況で周囲を見ると、余計に取り残されているように見えますし、ますます自信を無くすという負のスパイラルに入り込んでしまいます。

しかしその焦りを良い方向へ向けてバネにすれば、「ついていけるように頑張ろう」というエネルギーになります。

 

授業のスピードについていけないときの現実的な対処法は、徹底した予習が一番です。授業スピードが遅いと感じるくらいにしっかりと予習をして行きましょう。

着々と予習をして、授業のたびに「スピードが遅い」と感じるほど理解が進んでいれば、自然に自信がついてきます。自信がつけば宅建の勉強が面白くなってきます。面白くなればますます理解が進みやすくなり、合格へ向けて好循環のループに入っていけるでしょう。

 

 

4.宅建の難易度そのものが原因の場合

宅建を難しいと感じるのは、宅建の全体像を把握していないことが原因としてあげられます。

宅建の合格率は15%ほどですから、85%の人は落ちている訳ですし、ある程度の難易度があるのは間違いありません。しかし、宅建の4分野の中には苦手な分野、苦手な項目が誰にでもあるもので、逆に宅建の全体を見渡してみれば得意な分野、理解が進みやすい項目も見つかるはずです。

宅建の全体像を把握せずに勉強を始めると、大抵はしょっぱなに難しいと感じて凹みます。勉強しても合格できない気がしてきます。「こんな難しいのがあとどれくらい続くのか」と深い霧の中に入り込んだ状態になり、今感じている難しさがずっと続くような気がして、やる気も自信も育ちません。

 

この問題を解決するには、学習の始めの段階で宅建の全体像を把握するのが効果的です。

宅建のテキストを最初から最後まで一度流し読みをしましょう。一言一句理解しながら読むのではなく、宅建という学問の全体を軽く見渡すようなイメージで流し読みします。そのあと過去問を1年分解いてみることをおすすめします。まだ勉強はこれからなのですから、この段階で解けるか解けないかを気にする必要はありません。宅建の試験がどのようなものかをなんとなく把握できればそれでOKです。

この手順で宅建試験の全体像をイメージできるようにし、合格へ向けての勉強の総量をイメージできるようにします。

宅建の全体像が把握できていれば、苦手な部分に差し掛かったときに、どれくらい頑張れば突破できそうかがイメージできますので、やる気と自信の持続に役立ちます。

 

5.宅建講座の授業が眠くなってしまうとき

教室の照明や講師の塩梅、部屋の暖かさなどから授業が眠くなってしまう場合もあると思います。「授業に集中していれば眠くはならない」と当たり前のことを言ってもこの場合解決しませんので、眠くならないようにするには、やはり予習をして行くのが一番ではないでしょうか。一度予習したところを講師が講義しているのを聞けば、実感をもってうなずきながら聞けるでしょうし、予習で分からないところをいくつか発見しておけば、その部分を講師がどのように解説をするのかと興味が湧いて聞き耳も立とうというものです。授業で疑問が解決しなかったときには講師に直接質問してみましょう。そうすれば「やる気があるな」ということで講師の教えにも熱がこもるのではないでしょうか。講師との距離が近くなれば、あなたの熱心さにさらに拍車がかかります。講師と生徒がお互いに刺激し合いながら合格を目指していけるのではないでしょうか。

 

6.宅建の合格を通学講座で目指すときの勉強法

小中高校の授業では、予習をする人はそれほど多くはなかったのではないでしょうか。多くの場合、授業を真剣に聞いて要点をノートに取り、試験前に復習をする、というような手順を取っていたのではないでしょうか。

しかし宅建の勉強では、聞き慣れない専門的な用語が多くあります。それらを授業で初めて耳にするということでは、授業についていくのが難しくなり、どこが理解できていないのかすら分からないまま通り過ぎてしまうことになります。

通学で合格を目指す場合には、予習で宅建の勉強をおおまか済ませ、授業で再確認と疑問点を解決するという段取りにしておくのが理想的です。

 

さいごに

「授業についていけない」と感じたあなたは合格に一歩近づいています。その悩みは合格したいという気持ちの表れでもありますし、「ついていけてない」という自覚は、勉強すればついていけることを表しています。むしろついていけてると安心している人のほうが試験を甘く見て合格に届かない場合があります。その焦りをエネルギーに変えてしっかりと予習をし、合格をもぎ取りましょう。その経験は今後の大きな自信になるに違いありません。